デリカD5にリモコンエンジンスターターを取り付けましたので紹介します。
リモコンエンジンスターター(略してエンスタ)は離れた場所からでも車のエンジンがかけられる便利グッズです。
作業したのはCV5W型デリカD5です。
平成19年式の前期型のGパワーパッケージです。
※仕様、グレード等により作業内容が異なる場合もございます。

エンスタ取付
エンスタでエンジン始動中も純正リモコンキーでドアロックアンロック出来るので、今回はエンスタのみの取り付けとしました。
取り付けた部品
今回用意したエンスタはカーメイトの「TE-W7300」です。
そしてエンスタ本体とデリカD5を繋げるための車種別ハーネス「TE64」と、イモビライザー車に対応させるアダプター「TE421」も必要となります。

さらにイモビライザー登録したブランクキーも必要となるので、ディーラーに依頼して作成しました。
スマートキーではなくてイモビが登録されているキー(トランスポンタ)でOKです。
純正部品番号はMN141124でした。

各パネル外し
ハンドルコラムカバーを外します。
裏側の2本のネジを外して取り外します。



このETCのついているパネルも外します。



ニーエアバッグ周辺のパネルも外します。
パネル本体下側左右にあるネジ2本を外す→先ほどのETCパネルの裏にあるネジ2本を外す→フューエルレバーを固定しているネジ2本を外す→ボンネット開閉レバーのあるパネルを浮かす→スライドドアスイッチのカプラーを外す→パネル上側のはまっている爪3箇所を外す(左2箇所右1箇所)

エンスタ取付
エンスタユニット取付
写真の位置についていたカプラーを外します。
※写真は外した状態

外したカプラーに車種別アダプターを割り込ませます。


エンスタのユニットを接続します

またブレーキ信号の検出が必要となりますので、ペダル上部の白色4Pカプラーの赤配線からフットブレーキ信号をとります。

イモビアダプター取付
デリカD5は盗難防止のイモビライザーがついていますので、このアダプター(TE421)を取り付けないとエンスタでエンジンを掛ける事が出来ません。
ユニット内部にディーラーで買ったイモビ付きキー(トランスポンタ)を入れて固定します。




キーシリンダーにループアンテナを巻き付けてしっかり固定します。



接続・取付
イモビアダプタに先ほどのアンテナ線をつなげて、イモビアダプタとエンスタユニットを接続します。
これでイモビの信号をキーシリンダーに送ることでエンジンを掛けられるようになります。


エンスタユニットはアンテナ信号が通りやすい位置に固定しておきます。
イモビアダプタはパネル内部に仕舞ってガタつかないようにしっかり固定します。
余った配線もしっかり固定しておきます。


組付け・確認
外した部品・パネル・カプラー類を元通りにして作業終了です。
実際にエンジンを掛けて動作確認をします。
慣れていないと少々大変な作業となりますが、DIY出来る範囲かと思います。