ソリオに着いていたオーディオデッキを取り外して、新しくパイオニアのカーナビ【AVIC-RZ300】を取り付けました。
このページではオーディオ周りのインパネ分解方法と共に紹介致します。
作業したのはMA15S型のソリオです。
MB15S型のデリカD2もOEMで作られているので作業内容は共通です。
※一部年式、グレード、仕様によって作業内容が異なる可能性もございます。
15系ソリオ/デリカD2にカーナビを取り付ける方法
こちらのオーディオデッキを取り外して、新しくカーナビを取り付けます。
デッキの取外し
まずは周辺のパネルに傷防止の為にマスキングテープや養生テープで保護します。
作業をしやすくするため、シフトノブを下に下げておきます。
※確実にサイドブレーキをかけておきます
エアコンダクトを内貼りはがしを使って浮かせるようにして外します。
反対側も同じようにして外します
ダクトを外すと赤丸の位置にネジがあるので外します。
ネジを外したらオーディオパネルを内貼りはがしを使って浮かせるようにして外します。
すると下の裏側にハザードスイッチ用のカプラーがささってるので外します。
あとはオーディオパネルごと手前に引き抜くようにすれば外れるので、
デッキの裏にささってる電源カプラーやカメラ配線、アンテナ線など全て外せば取外し完了します。
オーディオパネル、オーディオステーの移植
取り外したデッキを裏返すとこのようになっています。
赤丸の位置にネジで固定されているので外すと、オーディオパネルとデッキが分裂します。
次にデッキの左右に取り付けられているオーディオステーを取り外します。
これも左右それぞれ2本ずつのネジで固定されているだけです。
※場合によっては片側3~4本のネジで固定されている事もあります。
新しく取り付けるナビデッキを用意します。
今回は楽ナビAVIC-RZ300です。
そのナビデッキの左右に先ほどのオーディオステーを移植します。
オーディオステーを移植したら、オーディオパネルと固定します。
外した時と逆の手順でネジを固定していくだけです。
これで移植完了です。
フィルムアンテナ・GPSアンテナ取付
地デジを観るためにフィルムアンテナをフロントガラス上部に貼り付けます。
今回はワンセグ用のフィルムアンテナを貼り付けましたが、フルセグでも貼り付けるフィルムの枚数が多いだけで作業内容は共通です。
それと同時進行でGPSのアンテナも取り付けます。
フロントピラー(Aピラー)トリムの取外し
フィルムアンテナをガラスに貼る際に配線を綺麗に隠す為にフロントピラー(下の写真の赤で囲んだパネル)を取り外します。
まずはドアの渕のゴムを外します。全て外さなくてokです。
ゴムを外して出来た隙間に内貼りはがしを使って浮かせるようにして外します。
上から外していきます。
下はダッシュボードにささるように着いているので、最後に上に引き抜くように外します。
外れました。
グローブボックスの上の小物入れ外し
続いてアンテナ線を取り回す為に小物入れも外します。
周辺パネルに傷防止のテープを貼っておきます。
この辺りに内貼りはがしを入れてテコの原理で浮かせるようにして外します。
外れました。
フィルムアンテナ&GPSアンテナ取付
フィルムアンテナはフロントガラスの上部に取り付けます。
貼りたい場所を脱脂します。
貼り付けます。
アンテナの端子を貼り付けます。
端子を貼り付けたら、アンテナ線を天井のトリムの隙間に隠しながら、先ほどのピラーの方まで取り回します。
アンテナ線はそのままピラートリムで隠れるようにしながらダッシュボード横の隙間に入れます。
GPSアンテナがある場合はダッシュボードの上に設置し、アンテナ線と同じようにダッシュボード横の隙間にいれます。
ダッシュボード横の隙間にいれた配線は、先ほど取り外した小物入れの裏を通すように取り回しながら、カーナビを取り付ける場所までもっていきます。
※配線が余ったりしたら丸めて邪魔にならない場所に固定しておきます。
カーナビ取付
電源ハーネス(車種別オーディオハーネスキット)を取り付けます。
このハーネスは社外品のカーナビやオーディオを取り付けるのに必ず必要になるものなので、忘れず用意してきましょう。
エーモンから発売されているキットならスズキ車用のフェイスパネルもセットです。
車種別オーディオハーネスキットを車両側のカプラーに接続したら、
新しく取り付けるナビの電源配線、スピーカー線などと繋ぎ合わせておきます。
車速センサーやバック信号もオーディオ裏にカプラーがきてるのでそこから取り出します。
5Pカプラーで紫が車速、赤がバック、赤黒がパーキング信号です。
こちらもエーモンのカプラーがあると簡単に取り付け出来ます。
※年式、仕様によって異なる場合があります。
※パーキング信号をアース(マイナス)に繋げてしまうと走行中もテレビが観れたり、ナビ操作が出来るようになってしまうので注意します。
カロッツェリアの車種別JUST FITにも紹介あるので併せてご確認下さい。
⇒https://justfit.carrozzeria.pioneer/
オプション品のUSB配線やバックカメラの線がある場合は、この時に用意しておきます。
USBは好きな場所に配線しておきます。
※長めにとっておくと使いやすいです。
電源ハーネス、ラジオアンテナ、テレビアンテナ、GPSアンテナ、USB、バックカメラなど全てカーナビに接続します
確実に配線の接続をしたところで、カーナビを組み付けていきます
取り外した時と逆の手順で作業するだけです。
自動車の電源を入れたときに、ナビに電源が入るか、各動作が正常に作動するか確認して完了です!
内装や電装品のDIYにはドライバーなどの通常の工具に加えて「内張はがし」のセットや「検電テスター」などあると作業がはかどるのでオススメです。