ジムニーシエラにバックカメラ(データシステムのハイマウントリアカメラキット「RCK-91J3」)を取り付けたのでご紹介します。
※カーナビを取付けたので、それと同時に作業しました。
作業したのは新車のジムニーシエラJB74型のJCグレードです。
軽自動車のジムニーJB64型も作業内容は概ね共通となりますのでご参照下さいませ。
※一部仕様グレードにより作業内容が異なる場合があります
JB64/JB74ジムニーにバックカメラを取り付ける方法
データシステム社のバックカメラ(ハイマウントリアカメラキット)「RCK-91J3」を取付けました。
なぜこのカメラを選んだか?以下ご参照ください。
ジムニーバックカメラの課題
ジムニーは背面タイヤがある為、カメラ自体を背面タイヤに付ける、もしくは上部に取り付けないと「車両の最後端」が認識しずらく、バック時に壁などにぶつけてしまう恐れがあります。
また、一般的に売られているカメラを上部に取り付けると、後付けカメラ感が丸出しで見た目がスマートではなく、せっかくの新型ジムニーの洗練されたデザインが台無しです。
取付け作業も、ウォッシャーノズルの穴を使用して配線を通すので別途穴あけ加工を必要としません。
以上のようにジムニーにバックカメラを取り付けるときの課題となる「見やすい位置に」、「スマートに」、「穴開け加工なしで」を解決して取り付ける事が出来る商品なのです。
実際に取り付けていきましょう。
カメラの取付
バックドアトリムを外します。
クリップで差し込まってるので内張剝がしなど使用しながら浮かばせながら外します。
養生テープでパネルにキズが付かないように保護をします。
ハイマウントストップランプを外します。
内張剝がし等で左右下部のツメがある部分を上に押す感じにすると浮かせ外れます。
ランプ裏側のカプラーを外して取り外し完了。
ウォッシャーノズルも爪があるので無理をかけないように慎重に外します。
配線通しを使ってうまい具合に配線を通していきます。
※写真の赤い線が配線通し
ハイマウントのところまで来たらOK
配線通しを使ってバックカメラをリアゲート内からハイマウントの位置まで取り廻します。
ウォッシャーノズルとホースを繋げて、ウォッシャーノズルの付いていた位置に取り付けます。
配線の引き込み
ゲートからのカメラ配線はこのジャバラホース内部を通して車内へ引き込みます
リアシートの座面を外しておきます
運転席のステップトリムを外します。
クォーターのトリムパネルを外します。
クリップで固定されているので、クリップ外しを使用するとスムーズです。
外れました
運転席足元のトリムも外します。
上部奥にクリップで差し込まってるので外せば簡単に外れます。
先ほどのジャバラを通した配線はこのシートベルトの裏あたりから出てきて受け取ることができます。
配線は各部干渉しないように裏側を通しながら運転席ステップの方へ引き込んでいきます。
既存のハーネスに結束バンド等で固定すると、がたつき、異音、干渉の予防になります
配線接続・動作確認
配線は運転席足元のトリムで隠れるように取り回しながら、インパネ内部、メーター裏を通して、カーナビの裏までくるように引き込みます。
各パネルの外し方は以下の記事もご参照ください
説明書にならって各配線を全て接続し、カーナビを取付けたら動作確認をします。
上から映像を映すので車両最後端の背面タイヤもバッチリ見えるので駐車も安心ですね。
見た目も後付け感も感じられずスマートです。
バックカメラが映らない場合
シフトをバックに入れても映像が切り替わらない場合は以下を確認します。
- 設定確認
ナビ・デッキ側の設定でバックカメラの「ON/OFF」設定がある場合があるので確認します - 配線不良
配線の接触不良等が考えられますので、全ての配線が必要な個所にしっかり繋がっているか確認します。 - 不具合・初期不良
カメラ自体の不具合の可能性もあります。 - 規格が合っていない
カメラの規格がデッキと適合しない場合も映像が映りませんので再確認します。
用意したもの
バックカメラ
今回はデータシステムのハイマウントリアカメラを使用しました。
カメラ取付位置が限られるジムニーにはピッタリの商品だと思います。
工具
ドライバーなどの基本工具に加えて内張はがしやクリップ外しがあると傷をつけづらく、配線通しがあると作業もスムーズでオススメです。
またハーネスへの割り込み接続には配線コネクターが便利です。