クラウンについていた純正ホーンを切り替えスイッチ付きのアリーナホーンに交換したので紹介します。
作業したのはGRS202型クラウンのロイヤルサルーンです。
同型(200系)のクラウンであれば作業内容はほぼ共通です。
(GRS200/GRS201/GRS202/GRS203/GRS204)
※一部仕様グレード等により作業内容が異なる場合が異なる場合があります。
200系クラウンのホーン交換
200系クラウンの場合、ボンネットを開けるとグリルも一緒に開くため、ホーンを交換するだけなら割と簡単に交換できます。
しかし今回はユーロサウンドと電子サウンドの2種類の音色を切り替える機能が付いたアリーナホーンを、切り替えスイッチ付きで取り付けるため、少々大がかりになります。
まずは普通にホーンだけ交換するパターンを紹介します。
ホーンだけ交換する方法
赤丸のクリップたちを外してエンジンカバーを外します。
※ただのホーン交換の場合、サイドは外さなくてOKです。
ホーンだけ交換するなら下の状態のように「一番前のカバーだけ外せば」作業可能となります。
純正ホーンを外します。
ステーについているボルトを外すことでホーンが外れます。
※ちなみにこのステー&ボルトはボディアース(マイナス)の役目もしています。
外れるとカプラーでつながっているだけの状態となりますので、そのカプラーを外せば取り外し完了です。
※このカプラーはプラスとなります。
純正ホーンがついていた位置を利用して新しく取り付けるホーンを固定します。
普通にホーンだけ交換する場合は、
プラス及びマイナス配線の小加工をしてホーンとつなげる必要があります。
プラス端子:先ほどの純正ホーンについていたカプラーがプラス線ですが、専用設計のカプラーをなっているためカプラーの手前を切ってギボシ加工等で新しく取り付けるホーンに取り付けます。
マイナス端子:新しく取り付けるホーンにアース線を接続して、ホーンと反対側をホーン取付けステーにクワ型端子等で共締めすればボディアースとして使用することができます。
なお、純正カプラーを生かしたまま取り付ける用の変換コードも販売されていますので活用するのも手です。※購入前に必ず適合確認をお願いいたします。
以上はただホーンを交換するだけの場合です。
例えばアルファーホーンなどを取り付けるときなどですね。
ユーロサウンドと電子サウンドの切り替えができるアリーナホーンはまた別途作業が必要です。
尚、切り替えを簡単にするためには別売りのスイッチが必要となります。
アリーナホーン(切り替えスイッチ付)を取り付ける場合
こちらのアリーナホーン(中古)を取り付けます
アリーナホーン取り付けには配線の取り回しが必要となりますので前だけでなく、左右のカバーも取っ払います。
ホーンは写真の通り、取り付けました。
切り替えタイプのため、配線が多いです。
切り替えスイッチは前方(グリルで隠れるあたり)に取り付けました
リレーはステーを取り付けて写真のように取り付けました
配線の取り回しです。
プラスの線はエンジンルームのフチを添わせるようにバッテリーまで取り廻して、バッテリー直で電源を取ります。
※写真では配線が遊んでいますが、結束バンド等を使用して各部に干渉しないように固定します。
各配線の接続は説明書にならって取り付けるようにします。
全て接続が完了したらホーンが鳴るか、切り替えスイッチが機能するか動作確認をします。
また、各部ゆるみがないか。配線が遊んでいる箇所がないか慎重に確認します。
※エンジンルーム内で部品の脱落が起こると重大な故障等の原因になりかねません。
最後に外していたカバー類を取り付けて作業完了となります。
200系クラウンはエンジンカバーがついているので、切り替えスイッチやリレーがカバーに干渉しないように確認しながら取り付ける必要があります。
アリーナホーンは切り替えスイッチセットで買いましょう。
作業はドライバーなどの基本工具に加えて内張はがしやクリップ外し、検電テスターがあるとスムーズですね。