日産のステージア(M35前期型)のフォグランプのレンズが白く濁ったように曇ってしまっていたので、フォグランプを車両から取り外して、レンズの裏側を綺麗にしてみましたので、その方法を紹介致します。
意外と簡単にキレイに出来るので是非お試しください。
また、フォグを取り外すので電球をLEDやHIDに替えたい場合も同様の作業内容が必要になるかと思いますのでご参照ください。
尚、フォグは純正ですが、オプション?のCIBIEのものです。
他のタイプも同等の作業内容なのかは不明です。
35ステージアのフォグ曇りの除去方法
こちらの曇ってしまったフォグ(運転席側)をキレイにします。
ちなみに右は既に作業してあるので綺麗になっています。


フォグランプの取外し方
このタイプのフォグランプはバンパーを外したり、ジャッキアップして車両を持ち上げなくても取り外す事が出来ます。
まずは前面にあるこの2つのピンを外します。
真ん中のポッチを押すと取り外せる仕組みになっています。

2つのピンを外したらカバーが外れます。

続いてフォグランプ自体を固定している左右2か所(合計4か所)のネジを外します。
少々奥まっているので、ネジを外した際に下に落とさないように注意しましょう。
※磁石効果のあるドライバーなら落下の不安も和らぎます
ネジを外すとフォグが取り出せます。

続いてランプカプラーを矢印の方向にひねって取り外します。
※この状態になれば、電球をLEDやHIDに交換する事が出来ます。

フォグが外れました。写真はフォグ本体の裏側です。

レンズの分離方法
このピンのようなものを上に持ち上げます

別角度から見るとこんな感じ
あとは左右2か所が爪で固定されているだけなので、軽くこじってあげて外します。
これでフォグの本体とレンズが分離します。

レンズのくもりを取り除く
レンズの裏側のくもりを取り除きます。

ウエス(タオルなど)にコンパウドなどの研磨剤をつけてレンズ裏側を擦れば割と簡単に曇りが除去出来ます。
ちなみに今回使ったのはこのコンパウンドです。おそらく激落ち君のようなメラミンスポンジなどでもキレイになるのではないかと思います。

けっこう綺麗になります。

白いくすみが取れてかなり透明感が戻りました

組み付けて作業完了
分解とは逆の手順で組み付けていけば作業完了となります。

作業前と作業後を見比べるとその差は歴然ですね
ビフォー(作業前) アフター(作業後)
作業時の注意点
- 電装品なので作業時はバッテリーを外す事をオススメ致します。
- 作業時に無理な力を加えたり、レンズを落下させると破損するおそれがあるので慎重に作業います。
- ネジやピンを外した際に紛失しないよに注意します。
- 組み付け時にネジやピンの付け忘れや、締め付けが甘くないか確認します。また、カプラーがしっかり奥まで刺さってるか確認します。
曇っていたレンズが透明になるだけで見た目に大きな変化があります。
特に特殊な工具とかも不要ですので是非チャレンジしてみてください。

内装や電装品のDIYにはドライバーなどの通常の工具に加えて「内張はがし」のセットや「検電テスター」などあると作業がはかどるのでオススメです。