GG/GY系のアテンザのエンジンマウントNo3は内部にオイルが入ったラバー仕様となっております。
(呼称は油圧マウント?ハイドロマウント?ラバーマウント?)
んで、このラバー部が劣化して亀裂が出るとそこから内部のオイルが漏れ出てしまいます。
その結果、マウントとしての役割が弱くなり、エンジンのブレや異音、変速時のショックや異音、ステアリングへの振動が大きく感じるなどの原因となりますので交換の必要があります。
今回は実際にマウントの交換をしたので紹介いたします。
作業したのはGG3P型のマツダスピードアテンザですが、GG/GY系のアテンザスポーツ、アテンザスポーツワゴンも作業内容は共通となります。
※一部仕様グレードにより作業内容が異なる場合がございます。
GG/GY系:GG3S、GG3P、GY3W等、他のマツダ車でも同様の作業が出来る車種もあるかもしれません。
アテンザスポーツのエンジンマウントオイル漏れ修理
エンジンマウントNo3は運転席側にあります。
仕様によってはウォッシャータンクが取り付けられているので、その場合はウォッシャータンクをよけて作業します。
マウントの下を覗くとオイルがたれているのが分かります。
漏れの初期段階で大量に漏れると地面にまで滴る程の量になります。
一見するとエンジンオイル漏れやステリングオイルの漏れのように思えますが、位置を確認することでマウントのオイル漏れということが分かります。
この場合、ラバーが劣化してしまっているので修理というよりはマウント自体の交換となります。
マウント交換
車体を持ち上げて馬を掛けたら、エンジン本体をジャッキで軽く上げます。
※必要に応じてエンジンアンダーカバー外します
※軽く上げる程度で大丈夫です。
※馬を掛けなくても作業可能です。
固定しているボルトを外していきます。
上から順に外していき、最後にマウントのボルトを外します。
これでマウントの取り外しが完了となります。
ラバー部の劣化により破れてしまい、そこからオイルが流出してしまっていることが分かります。
新しいものと比較するとその差は歴然。
新しいものを交換する前に、漏れたオイルをキレイに掃除します。
組付ける際は逆の手順で組付けていきます。
ボルトはしっかり締めこみ、緩まないようにしましょう。
エンジンマウントNo3の交換であれば、ジャッキで持ち上げるだけで作業可能となるのでDIYでも可能です。
不安な人は整備工場・ディーラー等に依頼しましょう。