フェアレディZ33のカーナビデッキの取外し、取付、交換方法の紹介です。
この方法なら、カーナビ交換はもちろん、オーディオデッキに取り換えたい時にも使えます。
作業したのはZ33のフェアレディZです。
Z33型フェアレディZのカーナビデッキ交換方法
メーカーオプションナビやBOSEサウンドの付いていない車両となります。
必要に応じてマスキングテープなどでパネルを保護しながら作業しましょう。
シフトパネル外し
シフトパネルを外します。
ATシフトの下のシルバーの部分を外します。
すると割りピンがあるのでそれを取ります。
するとシフトノブが取れます。
割りピンはこんな感じです。
次に、丸いシルバーのパネルを内貼りはがしなどをつかって取り外します。
丸いパネルを外したら、シフトパネルも同じように内貼りはがしなどを使って浮かせながら外します。
シフトパネルにはエアコンスイッチも付いているので、裏側のカプラーを外します、。
これでシフトパネルが外れました。
オーディオパネル・デッキ本体外し
次にオーディオパネルを外します。
このZ33のオーディオパネルはオーディオステーがくっついているタイプになりますのでデッキ本体ごと一緒に取り外すかたちになります。
小物入れを開けるとある2本のネジを取って、いっしょに留ってた横長のパネルを外します。
次に、シフトパネルを取ったことによって出てきたこの2本のネジを取ります。
これでナビデッキ本体ごとオーディオパネルを手前に引けば外れますが、今回は作業効率をよくするために、下の白いユニットを動かせるようにしました
4本のネジを取るだけなので簡単です。
これで配線処理がし易くなります。
というわけでオーディオパネル外しに戻ります。
先ほど説明したように、ナビとオーディオパネルが丸ごと外れるので、シフトレバーに当たってナビ画面が痛まないように保護しておきます。
オーディオパネルの上側はクリップがささってるので、引っこ抜くように力を入れて外します。
必要に応じて内貼りはがしなど使うとやり易いかもしれません。
カプラーを抜きます。
あとは本体ごとオーディオパネルを手前に引いて、ナビ裏のカプラーを抜けば取外し完了です。
地デジフィルムアンテナ・GPSアンテナ取付
フロントガラスにフィルムアンテナを貼るために、その周辺のトリム(内張り)を剥がす必要があります。
ダッシュボードパネル外し
まずはダッシュボードパネルを外します。
通常の車両ではグローブボックスが付いている位置です。
助手席ステップのトリムを外します。
クリップで付いてるだけなのでうまい具合に力を入れて外します。
次に助手席足元の左側のトリムを外します。
非常信号灯と、赤丸のクリップを外します。
必要に応じて淵のゴムを浮かせるか外すかします。
トリムが外れました。
するとネジが見えるので、外します。
次にドリンクホルダー内にあるボルトを外します。
あとはクリップではまってるだけなのでダッシュボードパネルを手前に引けば外れます。
フロントピラートリム外し
次にフロントピラー(Aピラー)のトリムを外します。
まずは渕のゴムを浮かせます。全て外さず、ピラー部分だけでOKです。
あとはクリップではまってるだけなので、
内貼りはがしなどを利用して浮かせて外します。
アンテナ取付
説明書に沿ってフィルムアンテナを取り付けます。
アンテナ線はルーフトリムとガラスの隙間に入れて隠しながら、
ピラーの方へ持っていきます。
GPSのアンテナをダッシュボードの上に設置します。
アンテナ線はダッシュボードとガラスの隙間に隠しながらピラーの根本まで持っていきます。
フィルムアンテナとGPSのアンテナ線をダッシュボードとピラーの間に出来た隙間からダッシュボード内へ入れます。
ダッシュボード内からナビ裏あたりまで配線が行くように取り回します。
配線が余ったら丸めて邪魔にならない場所に固定しましょう。
※ノイズを避けるために電装品を避けた方がいいでしょう
組み付け
いよいよ組み付けです。
オーディオステーの付替え
オーディオステーの付替えをします。
左右留まってるネジを外します。
※付いているナビによって位置、本数は変わります。
するとナビとステーが離脱します。
新しく取り付けるデッキを取り付けます。
ハーネスの接続
純正品から社外品にする場合は、車種別オーディオハーネスキットが必要になります。
BOSEサウンドが付いていなかったのですが、なぜか?BOSEサウンド用のナビ付け替えキット(ビートソニックNSA-04)が付いていました。
試しに、ビートソニックを外してナビを接続すると動作しませんでした。
※現在はNSA-04は販売終了となっており、後継品のNSX-04が販売されています。
車速センサーとバック信号を取ります。
カロッツェリア車種別JUST FITを参考にすると分かりやすいです。
電源ハーネスやアンテナ線、バックカメラがある場合はカメラの配線も忘れずにしっかりと接続します。
※ナビが動作しないほとんどの理由は、ハーネスの接続や、アースの接続が甘くて接触不良を起こしてます。
ナビの取付・パネル組み付け
取り外した時とは逆の手順で組み付けていきます。
電源やアンテナのハーネスの接続はもちろん、トリムを外す時に外したネジやクリップ、カプラー類も付け忘れが無いようにします。
最後に動作確認をして完成となります。
※今回の作業は、すでに社外のナビが取り付けてある状態から、別の社外ナビに付け替えを行ったので、あくまでも大まかな作業の流れとしてご参照ください
ドライバーなどの工具に加えて内張はがしなどあると作業がはかどるのでオススメです。