ランエボのバッテリー交換をしたので紹介します。
作業したのはCZ4A型のランサーエボリューションⅩ(10)のマイナーチェンジ前モデルです。
エボ10はマイナーチェンジ前後で使用バッテリーが異なりますが、作業方法は共通となりますのでご参照下さい。
※一部仕様グレードによって作業内容が異なる場合もございます。
CZ4A型ランサーエボ10のバッテリー交換方法
バックアップを取る
バッテリーを外す前にメモリーバックアップを取ります。
必須作業ではありませんが電装品の保護やエンジンコンピューターのトラブルを防ぐために実施することを強くオススメ致します。
⇒バッテリー交換の必需品!OBD2を使ったメモリーバックアップのススメ
今回はOBD2カプラーを使用したメモリーバックアップを取ります。
CZ4A型ランエボのOBDⅡカプラーは運転席足元のこのあたりです。
下からのぞき込むと良く分かります。
確実に差し込んでバックアップを取ります。
この状態でバッテリー交換をします。
バッテリーの位置
CZ4A型のランエボのバッテリーはトランクルームにあります。
このフタを取るとバッテリーが出てきます。
バッテリーターミナルを外す
あとは通常通り、マイナス端子⇒プラス端子の順番でターミナルを外していきます。
ステーを外す
バッテリーを固定しているステーも外します。
ホースを抜く
このバッテリーはサイドにガス抜きのホースが差さっているので抜く必要があります。
交換
あとはバッテリーを取り出して、新しいバッテリーと交換するだけです。
バッテリーの接続はプラス端子→マイナス端子の順番で取り付けます。
ガス抜きのホースの付け忘れと、+と-端子の緩み、ステーの閉め忘れに注意します。
最後にメモリーバックアップを外して電装品関係に問題が無いかか確認して作業完了となります。
手順を把握しておけばとても簡単なので是非DIYにチャレンジしてみてください。
10mmのソケットドライバーがあると作業がはかどるのでオススメです。
エボ10のバッテリー交換の注意点まとめ
最後にエボ10のバッテリー交換時の注意点をまとめました。
メモリーバックアップをとる
バッテリー交換時はメモリーバックアップを取る事をお勧め致します。
バックアップをしておかないと学習していたエンジンコンピューターがリセットされて、エンジンの調子が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
詳しくは別記事でも紹介しています。
端子の取外し・接続順序
バッテリー端子を外す時は
マイナス端子を外してからプラス端子を外すようにします。
接続する時は取外しとは逆に、
プラス端子を接続してからマイナス端子を接続するようにします。
「マイナスで始まってマイナスで終わる」と覚えましょう。
エボ10のバッテリー選びは大切
エボ10のバッテリーはトランク内に設置されています。
なのでバッテリーは充電時のガスが車内に入らないようにチューブホースで車外に排出するものでなければなりません。
バッテリーを充電すると、水の電気分解によって酸素と水素が発生します。 このうち水素ガスは引火性となりますので車内に滞ると爆発の危険性が増します。
今回取り付けたのはコチラのバッテリーです。
マイナーチェンジ前後で使用バッテリーが異なる
エボ10はマイナーチェンジ前後で使用バッテリーが異なります。
今回はマイナーチェンジ前のモデルの交換方法となりますので、ご自身のエボを良くご確認の上、ご購入ください。