トヨタのイストに付いていた純正CDオーディオデッキを取り外して、トヨタ純正のカーナビに交換しました。
この方法ならカーナビ以外にも他のデッキやラジカセなどに交換する時も参考になります。
作業したのはトヨタのistです。
型式はNCP60、NCP61、NCP65など、排気量や2WD、4WDは関係ありません。
一部の年式によって仕様が変わる可能性がありますので、写真と同じ仕様かご確認ください。
イストにカーナビを取り付ける方法
パネルの脱着には内張はがしがあると作業がはかどるのでオススメです。
純正オーディオデッキの取外し
というわけで取り付けられているデッキを外していきます。
デッキ廻りのオーディオパネルは下のエアコンスイッチパネルと一体となっていますので、そこから外す必要があります。
まずは必要に応じてマスキングテープなどを貼って傷を防ぎます。
両サイドにあるシルバーのパネルを外します。
クリップではまっているだけなので、内貼りはがしを使いながら丁寧に浮かせるようにして外します。
浮かせたらクリップを折らないように丁寧に外します。
反対側も同じように外します。
すると、エアコンスイッチパネルの両サイドにネジがあるので外します。
ネジを外したら上のパネルを内貼りはがしを使って浮かせるようにしながら外します。
一か所に集中しないで、全体的に浮かせながら外した方が割れや破損を防ぐ事が出来ます。
外れたら手前に引けばエアコンスイッチパネルごと外れます。
エアコンスイッチパネルの裏にはカプラーとホース的なものがささってるので抜きます。
これでオーディオパネルが外れました。
オーディオデッキは両サイドについてるオーディオステーで固定されています。
オーディオステーは全部で4本のネジで留まってるので外します。
ネジを外したら、デッキを手前に引くと外れます。
デッキ裏のカプラーたちを外します。
これでオーディオデッキ取外し完了です。
オーディオステー外し
デッキ両サイドについていたオーディオステーは新しく取り付けるデッキに再利用するので外しておく必要があります。
アンテナを取り付ける
ピラートリム外し
フロントピラー(Aピラー)のトリムを外します。
内貼りはがしなどで、淵にはまってるゴムを浮かせます。
すると隙間が出来るのでトリムをピラーと垂直方向に浮かせるように外します。
グローブボックス外し
アンテナ線を通す為にグローブボックスを外しておきます。
アンテナ線通し
アンテナ線はダッシュボードとフロントピラーの隙間からグローブボックス裏に入れます。
※今回のアンテナはGPSアンテナのみですが、地デジのフィルムアンテナなどを取り付ける際もこの方法が必要になります。
ダッシュボードから入れた線はグローブボックス裏のこの辺から出てきます。
出てこなかったら手を入れて探ればわかると思います。
線を捕まえたら、そのままグローブボックス裏を通して、オーディオ裏までとりまわします。
これが裏からとりまわしたGPSアンテナ線の先端です。
線は余ると思いますので、邪魔にならないようにグローブボックス裏などに丸めて固定しておきます。
結束バンドがあると便利です。
組み付け
アンテナなどの配線処理が完了したらナビデッキを取り付けることが出来ます。
※ナビデッキを取り付ける前に、最初に取り外したオーディオステーを付けておきます。
ナビ取付
デッキ裏にカプラーを差します。
車速・バック信号・ブレーキ信号は純正のカプラーが来ているので簡単に接続できました。
もし社外(カロッツェリアやアルパインなど)のカーナビを取り付ける際は、車種別オーディオハーネスキットが必要になります。
エーモンから販売されているキットであればカプラーオンなので簡単です。
接続したら一度通電確認します。
もし動かない場合はカプラーやアース線がしっかり接続してあるか再確認します。
各パネルの組み付け
最後に取り外したトリム類、パネル類を全て取り付けていきます。
パネルのクリップや電装品のカプラーなど、付け忘れがないように何度も確認しながら作業しましょう。
全て付け終われば作業完成です。
確認
全て付け終わったら自宅の登録やラジオ、TVチューナーの設定をしながら動作確認をしましょう。
もし不具合があるようなら初期不良の可能性があるので販売者までお問い合わせください。
あるとよい工具
パネルの脱着には内張はがしがあると作業がはかどるのでオススメです。